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ここでは、介護や福祉系の仕事を検討中の学生の方に向けて、東京都同胞援護会が運営する特別養護老人ホーム「ゆたか苑」の仕事内容や、注目の設備、職場の雰囲気などを紹介しています。WEB上で疑似職場見学をしつつ、実際の職場見学に行く際に気を付けるポイントなども解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ゆたか苑ってどんな施設?

ゆたか苑の外観

西武池袋線・東長崎駅に程近い特別養護老人ホーム

緑豊かな長崎公園に隣接した、穏やかな時間の流れる施設です。「寄り添う介護」を理念に、利用者の方の安全・やすらぎ・尊厳を大切にしながら、その人らしい生活を支援しています。食事・入浴・リハビリなどの日常的なケアに加え、行事やクラブ活動も充実。地域の介護拠点として、居宅介護支援事業所や関係機関とも連携しています。

職員さんに聞くゆたか苑の魅力

お話を聞いた職員さん…施設長 薄井さん

東京都同胞援護会に入職後、東村山の介護施設で介護職員としてキャリアをスタートし、板橋区の障害福祉施設での生活支援員を経て、2014年に特別養護老人ホームゆたか苑へ異動。現在は、ゆたか苑の施設長として施設全体のマネジメントを担っています。

ゆたか苑は、毎年のように新卒職員を受け入れており、職員の個性を活かしながら成長させる文化が根付いています。薄井さんへのインタビューを通じて、ゆたか苑での仕事内容、職場の雰囲気、利用者様への向き合い方、そして職場見学当日のリアルな流れを紹介します。

仕事内容とシフト

5つのシフトで24時間をカバーする

食事介助、排せつ介助、入浴介助の三大介助をはじめとするご利用者様の一日の生活行動をサポートし、ご利用者様が一日を気持ち良く、笑顔で過ごせるサポートをしていきます。ゆたか苑の勤務シフトは、早番・日勤・遅番・夜勤・深夜勤の5種類があり、夜勤は通常2名体制で入り、新夜勤の職員1名が加わって計3名で夜間はフォローし合う形をとっています。

  • 早番…7時30分~16時30分
  • 日勤…9時~18時
  • 遅番…10時45分~19時45分
  • 夜勤…16時45分~翌10時45分
  • 深夜勤…22時~翌8時

残業は基本なし、休日は希望を申請できる

残業は基本的にありません。突発的な欠員や予期せぬ事態が生じた際には、30分~1時間程度お願いすることがありますが、慢性的な残業が続くような職場環境ではありません。

シフトの組み方は、職員一人ひとりの希望を最大限に尊重する形で進めています。カレンダーに希望の休日や出勤シフトを記入し、有給休暇やリフレッシュ休暇を取りたい場合はそこに追記してもらいます。それをまとめたうえで管理者側が調整し、全体のバランスを整えてシフトを確定する流れです。「この日は休みたい」という希望をまず出せる仕組みがあるので、プライベートとの両立もしやすい環境だと思っています。

SCHEDULE
介護職員のタイムスケジュール例(日勤)
09:00

排泄介助

10:00

離床介助・水分介助

11:00

雑務(牛乳・お茶作り、テーブル拭き、エプロン配り等)

12:00

昼食(配膳・食事介助)

13:00

口腔ケア・臥床介助

13:30

休憩

14:30

排泄介助

16:00

雑務(牛乳・お茶作り、テーブル拭き、エプロン配り等)

17:00

排泄介助・離床介助

18:00

業務終了

新人職員の教育環境

エルダー制度で、一人ひとりに伴走する育成体制

入職してからしばらくの間は、「エルダー」と呼ばれる育成担当の先輩職員が一人ひとりについて、仕事の理解やスキルアップをサポートします。業務の進め方を一緒に確認しながら段階的にステップアップできる仕組みで、新卒の方はもちろん、業界未経験の中途入職の方にも同じ体制で対応しています。

夜勤に入るまでの目安は、おおよそ入職から半年です。最初の3ヶ月で基本的な介護業務をマスターしていただき、4ヶ月目以降から徐々に夜勤を経験してもらうイメージです。もちろん個人差はありますし、無理に急がせるわけではありません。ただ、しっかり成長できる環境は整えているつもりですし、実際に半年で夜勤デビューしている職員も多くいます。

実習やインターンからそのまま入職するケースも

ゆたか苑では、社会福祉士や介護福祉士などの資格取得を目指す学生の実習やインターンも積極的に受け入れています。実習を通じて施設の雰囲気を気に入ってくれた方が、そのままゆたか苑に就職するケースが少なくありません。つまり、入職前から職場の顔ぶれも仕事の流れもある程度わかっている状態でスタートできる、というのはとても大きなメリットだと思っています。

ゆたか苑はこの5年間、ほぼ毎年欠かさず新卒職員を受け入れており、着実に若い世代が加わっています。法人全体としても新卒育成のノウハウが積み上がっていますし、入職後のキャリアパスもイメージしやすい環境になっています。ゆたか苑での経験を積んだうえで、法人内の別の事業所に異動して新たなフィールドで活躍する職員もいます。

行事の振り返りをする様子
行事の振り返りには新卒も積極的に参加するなど、だれでも意見を出し合える文化がある。

職場の雰囲気

幅広い年齢層が在籍するバランスのとれたチーム

現在の職員は全体で18名います。年齢層は20代の新卒職員から60代のベテラン職員まで幅広く、平均年齢は30代前半~40代前半といったところです。他の介護施設と比べると、若い職員の比率が高いほうだと思います。男女比については、以前は男性が多い傾向がありましたが、現在はほぼ均等になってきています。

介護の現場は、チームワークが仕事の質を大きく左右します。シフトをまたいで情報を引き継ぎ、互いの状況を補い合いながら動くことが求められるので、日ごろからのコミュニケーションはとても大切にしています。

先輩から歩み寄って歓迎する文化

新しく入職した方が最初に感じやすい不安のひとつが、「先輩に話しかけていいのかな」という距離感だと思います。ゆたか苑では、先輩職員の側から積極的に声をかける文化が自然と根付いています。「趣味は何ですか?」「最近何かはまってることある?」といった仕事と直接関係のない話から関係性が始まることも多く、新卒・中途問わず、まずこちらから歓迎する姿勢で接するようにしています。

職場外でも、プライベートで野球観戦に行ったり、ヨガや地域のプログラムに参加したりと、自然なつながりが生まれているメンバーもいます。新卒の人は、最初はどうしても緊張してしまうと思いますが、うちはまずは先輩から歩み寄りますから、「焦らなくて大丈夫だよ」と入職前に伝えています。

利用者様への対応で心がけていること

理念は「丁寧に寄り添う介護」

ゆたか苑の介護理念は「丁寧に寄り添う介護」です。利用者様のやりたいことや、その方らしい過ごし方を大切にする、これを全職員が共通の軸として持ったうえで、日々のサポートにあたっています。

たとえば、利用者様が野球観戦をご希望されたとき、職員が付き添って野球場へお連れしたことがあります。その方は今でもテレビで試合を見るたびにその時のユニフォームを着て応援されていて、あの日の思い出をずっと大切にしてくださっています。「こうしてあげたい」という職員の気持ちと、「こうしたい」という利用者様の想いが重なったとき、介護の仕事のやりがいを強く実感できます

コロナ禍の時は外出制限や接触制限もあったので、そうした取り組みが難しい時期もありましたが、今は改めて「利用者様がやりたいことを実現できる機会を作っていきたい」という思いを強くしています。

ゆたか苑利用者の方の作品
ゆたか苑に展示されている、利用者の方が作成された作品たち。やりたいことを実現できる機会を叶えるサポートをしている。

主役であるご家族を、脇役としてしっかり支える

施設に入居されることで、利用者様と家族との関係が途切れてしまうわけではありません。むしろ、ご家族と一緒になって利用者様の生活を支えていくのが私たちの役割だと考えています。入居の際にはご家族から「以前はどんなことが好きだったか」「どんなことが気になっていたか」といったお話をうかがい、新しい環境での不安を和らげるための話題づくりにも活かしています。

我々職員はあくまでも脇役です。ご本人とご家族の関係を主役に置きながら、その隣でしっかりと支える存在でありたい、そうした意識を、チーム全体で共有しています。

ゆたか苑へ職場見学に行くとできること

職場見学でぜひ見て欲しいポイント

タブレットや音声入力など、ICT化が進む現場環境

タブレットや音声入力など、ICT化が進む現場環境

昨年夏に介護支援ソフトを刷新し、現在は職員全員がiPadを使って業務記録を入力する体制になっています。ミーティングの際も印刷した紙ではなくタブレット上で資料を確認するスタイルになり、ペーパーレス化が大きく進みました。次のステップとして音声入力の活用も取り入れており、記録業務の負担を減らす工夫を続けています。

また、特定技能の外国人職員も増えてきているため、多言語対応に対応したソフトウェアを選定しています。ICTの活用という点では、法人内の他事業所ではすでに見守りカメラやウェアラブル端末(脈拍・脈数を計測できるタイプ)も導入しており、ゆたか苑でも今後こうした技術をさらに取り入れていく予定です。「介護現場はアナログな仕事」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実際の職場はどんどん変わっています。

清潔感ある施設と最新の入浴設備

30年以上の歴史がある施設ですが、設備は定期的に更新しており、施設内の清潔感と快適さは大切に保っています。昨年は新型の入浴設備を導入しており、利用者様にとって安全で快適な入浴環境が整っています。

居室は2~4名のご利用者様がご一緒にお過ごしいただく構成で、居室内の様子も職場見学の際にご案内しています。「介護施設って暗くて古いイメージがある」という声を学生の方から聞くことがありますが、実際に来ていただければその印象は変わると思います。こちらも、ぜひ職場見学に来て自分の目で確かめてみてください。

清潔感ある施設と最新の入浴設備

学生必見!職場見学に行く際のQ&A

職場見学はどうやって申し込んだらいいですか?
東京都同胞援護会の採用HPにある「施設見学のお申し込み」フォームから申し込んでください。

ゆたか苑の職場見学は、東京都同胞援護会の専用フォームに必要情報を記入して申し込んでください。また、法人内には他の高齢者支援施設もありますし、保育支援や障害者支援など他事業の福祉施設もあるので、他の施設も気になる方は複数申し込んでいただいても問題ありません!

職場見学の当日はどんな流れになりますか?
全フロアを見学してから、最後は質問の時間をとっています。所要時間は1~1.5時間程度です。

職場見学の当日は、まず私からパンフレットを使って施設の概要をご説明します。施設の規模や理念、サービス内容などを一通りお伝えしたあと、地下1階から上の階まで、すべてのフロアをご案内します。説明だけでは伝わりにくいことも、実際に施設の中を歩くことでぐっとイメージがつかみやすくなります。

最後は質疑応答の時間もとっています。また、見学当日に近い年代の先輩職員が勤務しているタイミングであれば、声をかけて少し話してもらえるよう調整することもあります。もし同じ大学の卒業生が在籍している場合は、その情報もお伝えするようにしています。全体の所要時間は1時間から1時間30分程度です。

当日の服装は特に指定ありませんが、施設内を少し歩くので、フォーマルだけど動きやすい服装でいらっしゃる方が多いですね。

職場体験や体験実習はできますか?
1日~1ヶ月のインターンシップ形式の体験実習も受け付け中です。遠方からの参加も大歓迎です。

職場見学とは別に、インターンシップ形式での体験実習も受け付けています。1日だけの体験から、1週間、さらには「もっと知りたい」という方向けに1ヶ月ほど(1日2~3時間ペース)続けてご参加いただいたケースもあります。実際に現場で働く感覚を体験してから判断したいという方には、こうした機会を積極的にご用意していますので、遠慮なくご相談ください。

遠方からお越しの方には、事前にオンラインで施設概要をご説明したうえで、当日は1日体験実習という形にアレンジすることも可能です。これまでも、北海道・沖縄・関西・中部地方など遠方からお越しになった方はたくさんいらっしゃいますので、距離を理由に諦める必要はまったくありません

見学を考えているあなたへのメッセージ

職場見学で「質問はありますか?」とお聞きすると、悩んだ末に「大丈夫です」と答えてしまう方がとても多いんです。でも、我々からすると、本当にどんな素朴な疑問でも大歓迎です。

例えば「なぜみんなこんなに挨拶をするんですか?」「この貼り紙は何ですか?」といった、見学中に感じたふとした疑問の中に、実はその施設の大切にしていることが凝縮されていたりします。なので、とにかく遠慮せず、気になったことは何でも聞いてくださいね。もし何を聞いていいのかわからなければ、「仕事で一番大切にしていることは何ですか?」という一言だけで十分です。その時に対応した職員がどう考えているかをしっかり伝えさせていただきます。

介護や福祉の仕事に興味を持った人は、肩の力を抜いて、まずは職場見学にお越しください。私たち職員一同、いつでもお待ちしています

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監修
社会福祉法人 恩賜財団東京都同胞援護会
キャリアの選択肢が豊富な、
東京都内に特化した福祉法人
社会福祉法人 恩賜財団 東京都同胞援護会
引用元URL:東京都同胞援護会公式HP (https://doen.jp/recruit/)

東京都同胞援護会は、東京都内で高齢者支援、障がい者支援、保育支援、児童・女性支援の施設を運営する社会福祉法人です。全学部・全学科対象に新卒採用を行っており、法人内研修による資格取得支援、興味がある別事業への異動など、入職後のキャリアチェンジの選択肢も豊富なため、「まだ進路を固めきれていない」という学生の方にもおすすめです。また法人内外に相談窓口を設置するなど、福祉の仕事が未経験の方でも働きやすい環境づくりがされています。