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ここでは、介護や福祉系の仕事を検討中の学生の方に向けて、東京都同胞援護会が運営する心身障害者福祉ホーム「さくらんぼ」の仕事内容や、注目のポイント、職場の雰囲気などを紹介しています。WEB上で疑似職場見学をしつつ、実際の職場見学に行く際に気を付けるポイントなども解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

さくらんぼってどんな施設?

さくらんぼ(仮施設)の外観

都営三田線・西巣鴨駅すぐの心身障害者福祉ホーム

障害のある方が、保護者の高齢化や疾病などの事情が生じた際にも、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、日常生活の援護・支援を行う施設です。長期自立援護・短期自立生活訓練・緊急一時保護(レスパイト含む)の3つの事業を柱に、利用者さん一人ひとりの「自立した暮らし」を支えています。現在は施設の大規模改修工事に伴い、仮施設(旧朝日中学校)にて運営中です。

  • 開設…平成4年4月1日
  • 利用定員…14名
  • 所在地(仮施設)…東京都豊島区西巣鴨4-9-1(旧朝日中学校:大規模改修のため仮施設にて運営中)
  • TEL…03-6771-7676
  • HP…https://doen.jp/introduction/handicap/sakuranbo

職員さんに聞くさくらんぼの魅力

さくらんぼ生活支援員のOさん

お話を聞いた職員さん…生活支援員 Oさん

大学で社会福祉を専攻し、在学中に社会福祉士を取得。知的障害のある方が暮らすグループホームでのアルバイト経験などを経て、新卒でさくらんぼに入職。現在は生活支援員として、利用者さんの日常生活全般を支えながら、グループホームのバックアップ業務なども担っています。

さくらんぼは、平成4年の開設以来30年以上にわたって地域に根ざした支援を積み重ねてきた施設で、若手からベテランまで幅広い年代の職員が新しいアイデアを取り入れながら、伝統ある支援文化を受け継いでいます。Oさんへのインタビューを通じて、さくらんぼでの仕事内容、職場の雰囲気、利用者様への向き合い方、そして職場見学当日のリアルな流れを紹介します。

仕事内容とシフト

4種類のシフトで利用者さんの生活時間を支える

入浴・食事・排泄介助のような日常生活支援に加え、施設内行事の企画・運営、グループホームのバックアップ業務など、支援から運営サポートまで幅広く担当します。さくらんぼの勤務シフトは、日勤・早番・遅番・夜勤の4種類で、特に早番と遅番はそれぞれ5~6段階に細かく分かれており、利用者さんの生活リズムに合わせて柔軟に対応する体制になっています。

  • 日勤…9時~17時45分
  • 早番(5段階)…最も早い場合は6時30分
  • 遅番(6段階)…最も遅い場合は~22時
  • 夜勤…15時30分~翌10時30分(うち3時間休憩)

残業は月2〜3時間、休日希望も柔軟に対応

残業は月2〜3時間程度です。緊急対応時や職員会議の前後など限られた場面で発生することはありますが、事前申請制で管理されており、慢性的に残業が続くような職場ではありません。

夜勤は月4〜5回が目安で、職員の希望や利用者さんの状況に応じて調整され、夜勤明けの翌日に早番が入るような無理のあるシフトの組み方は避けています。

休日は月9〜12日で、有給休暇は年間最低5日の取得に加え、リフレッシュ休暇が5日付与されます。希望する休日は事前に申請でき、プライベートとの両立がしやすい環境です。

新人職員の教育環境

OJT担当制で、ステップを踏んで成長できる仕組み

新卒で入職した際には、年代の近い先輩がOJT担当としてサポートしてくれます。覚えてほしい業務は体系化されたマニュアルとして整備されており、習熟度に合わせて少しずつ新しい仕事が任されていく仕組みです。「見て覚えて」ではなく、きちんとステップを踏んで成長できる環境を整えています。

夜勤については、入職直後の4月から担当しますが、最初の1〜2回は先輩職員が複数名でフォローします。その後は必ずペアになる先輩職員がいる2名体制で入るため、安心して夜勤デビューできます。週1回は看護師が加わる日もあり、医療的な相談がしやすい体制です。

施設長・OJT担当・新入職員の三者面談で困りごとを早めにキャッチ

定期的に施設長・OJT担当・新入職員の三者で話す機会も設けられており、困ったことや疑問があればすぐに相談できる体制が整っています。仕事の悩みだけでなく、職場での人間関係やプライベートとの両立の悩みまで、気軽に話せる関係性を大事にしています。

職場の雰囲気

20代を中心とした、男女比ほぼ半々の若いチーム

在籍している職員は男女ほぼ半々で、若手からベテランまで幅広い年代の職員が中心です。施設長・副施設長は男性ですが、支援職員は男女それぞれが活躍しています。

個性はさまざまですが、根っこは全員「真面目で、仕事が好き」な人ばかりです。支援はチームワークで質が大きく左右される仕事なので、日々の業務の中で職員間の情報共有とコミュニケーションをとても大切にしています。

職員の様子
さくらんぼでは、幅広い年代の職員が密にコミニュケーションを取りながら働いている。

些細な意見や笑い話でも気軽に話せる関係性

日々の業務の中で、ちょっとした意見から笑い話まで、些細なことでも気軽に話せる雰囲気があります。そういう小さなコミュニケーションが積み重なって、職員同士の信頼関係ができていくのだと思っています。

毎日来る利用者さんも、出勤している職員も変わる施設です。だからこそ、職員同士が「今日はどんな様子か」をリアルタイムに共有しながら動いていくことが基本。新卒の方も、最初は緊張すると思いますが、先輩から自然に話しかける文化があるので、すぐに馴染んでいただけるはずです。

利用者様への対応で心がけていること

10人いれば10通りの見方があり、多角的な視点を持ち寄る

さくらんぼでは、1人の職員だけの見方で利用者さんを捉えるのではなく、担当する職員それぞれが多角的な視点で観察し、それをきちんと共有し合うことを大切にしています。10人の職員がいれば、10通りの見方があります。それを持ち寄ることで、その方がどういう人かを立体的に理解していく文化が根付いています。

障害特性や生活歴への理解と並行して、利用者さんの「キラリとするところ」や「ホッとできる瞬間」も職員間で共有しています。さくらんぼではこれを「にやりほっと」と呼んでいます。利用者さんが鏡に向かって笑顔で話しかけていた、という些細な気づきも、みんなで共有してあたたかく笑える職場です。

30年以上受け継がれてきた「自立」を支える支援文化

こうした視点と姿勢は、さくらんぼが開設した平成4年から今日まで、30年以上にわたって職員から職員へと受け継がれてきたものです。「自立」の形はひとつではない、という気づきを、利用者さんとの日々の交流から職員自身も得ています。

こうしてあげたい」という職員の気持ちと、「こうしたい」という利用者さんの想いが重なったとき、支援の仕事のやりがいを強く実感できる瞬間が訪れます。さくらんぼで働く職員一同、その瞬間を大切に日々の支援にあたっています。

さくらんぼへ職場見学に行くとできること

職場見学でぜひ見て欲しいポイント

旧朝日中学校を活用した仮施設の内観
旧朝日中学校を活用した仮施設の食堂の様子。

旧中学校を活用した、温かみのある仮施設空間

現在の仮施設は旧朝日中学校の建物を活用しています。廊下を歩けば黒板やロッカーがそのまま残っていて、どこか懐かしい雰囲気があります。その空間の中に、利用者さんが安心して日々を過ごせるよう、職員がさまざまな工夫を積み重ねてきました。食堂も、ゆったりと落ち着ける空間になっています。

この仮施設でしか見られない景色は、2026年11月頃には見納めになります。本来の施設への移転後はまた新しい環境が整いますが、今この時期ならではの「手作り感のある温かい空間」をぜひ見に来てください。

利用者さんと作ったエリアマップの様子
利用者さんと楽しみながら作った西巣鴨周辺マップ。

利用者さんと職員が一緒に作ったエリアマップ

特に見ていただきたいのが、利用者さんと職員が一緒に作った施設周辺のエリアマップです。近くのおすすめのお店や場所を、みんなで持ち寄って地図に貼り付けていきました。制約の多い仮施設の中でも、こうして生活の楽しみを一緒に作っていける職場であることが伝わると思います。

「障害者福祉施設って堅そう」というイメージを学生の方から聞くことがありますが、実際に来ていただければその印象は変わるはず。ぜひ職場見学に来て自分の目で確かめてみてください。

学生必見!職場見学に行く際のQ&A

職場見学はどうやって申し込んだらいいですか?
東京都同胞援護会の採用HPにある「施設見学のお申し込み」フォームから申し込んでください。

さくらんぼの職場見学は、東京都同胞援護会の専用フォームに必要情報を記入して申し込んでください。平日のみの受付(土日は管理職が不在のため対応できません)で、時間帯は午前10時以降または午後13時以降が基本です。また、法人内には他の障害者支援施設のほか、高齢者支援・保育支援などの福祉施設もあるので、他の施設も気になる方は複数申し込んでいただいても問題ありません!

職場見学の当日はどんな流れになりますか?
施設長が施設内を一通りご案内します。所要時間は約1時間が目安です。

職場見学の当日は、まず施設長から施設の概要をご説明します。施設の規模や理念、サービス内容、東京都同胞援護会としての法人説明を一通りお伝えしたあと、施設内をご案内します。説明だけでは伝わりにくいことも、実際に施設の中を歩くことでぐっとイメージがつかみやすくなります。

日中は利用者さんが地域の日中活動先に出かけていることが多いため、職員の工夫が詰まった空間をゆっくりご覧いただけます。夕方の時間帯であれば、利用者さんが帰宅される様子を少しご覧いただける場合もあります。全体の所要時間は約1時間程度です。

当日の服装は特に指定ありません。見学中に利用者さんと直接交流する場面は基本的にないため、動きやすい服装でなくても問題ありません。筆記用具をお持ちいただくと、気になったことをその場でメモできて便利です。

職場体験や体験実習はできますか?
連携大学の学生向けに、利用者さんと同じ目線で生活を体験するモニタリングも実施しています。

さくらんぼでは、連携のある大学の学生の方を招き、利用者さんと同じように施設での生活を体験していただく取り組みも行っています。食事の介助を受ける、歯磨きの対応を体験するなど、実際の支援のペースや感覚を第三者目線で体感していただくものです。参加後にいただいたフィードバックは、支援の質向上にも活かされています。

現在は一部の大学との連携にとどまっていますが、今後の拡大も検討しています。興味のある方はぜひお問い合わせください。

見学を考えているあなたへのメッセージ

職場見学は緊張されるかもしれません。どんな素朴な疑問でも大歓迎です。

見学中のふとした疑問の中に、実はさくらんぼが大切にしている支援の考え方が凝縮されているかもしれません。とにかく遠慮せず、気になったことは何でも聞いてくださいね。

障害者福祉の仕事に少しでも興味を持った方は、肩の力を抜いて、まずは職場見学にお越しください。仮施設ならではの温かい空間を見られるのも、2026年11月頃までのチャンスです。私たち職員一同、いつでもお待ちしています

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監修
社会福祉法人 恩賜財団東京都同胞援護会
キャリアの選択肢が豊富な、
東京都内に特化した福祉法人
社会福祉法人 恩賜財団 東京都同胞援護会
引用元URL:東京都同胞援護会公式HP (https://doen.jp/recruit/)

東京都同胞援護会は、東京都内で高齢者支援、障がい者支援、保育支援、児童・女性支援の施設を運営する社会福祉法人です。全学部・全学科対象に新卒採用を行っており、法人内研修による資格取得支援、興味がある別事業への異動など、入職後のキャリアチェンジの選択肢も豊富なため、「まだ進路を固めきれていない」という学生の方にもおすすめです。また法人内外に相談窓口を設置するなど、福祉の仕事が未経験の方でも働きやすい環境づくりがされています。